道路舗装

舗装の果たす役割

⓵路面を設けることにより、雨天時のぬかるみや乾燥時の砂ぼこりを防ぎ、快適性・耐久性を保ちます。
⓶路面を平坦にし、適度にすべり抵抗を持たせ車両の走行や人の歩行時の快適、安全性を向上させます。
⓷周辺の環境に合わせ舗装することにより、良好な景観や環境を作りだします。

▲スライドで 施工前 ⇔ 施工後▲
富士市-道路舗装

道路舗装の果たす役割を相当期間維持させるには、交通荷重や環境に対する耐久性が必要になります。
その為には、舗装の基礎となる路床や路盤には、十分に荷重を支持出来るように築造しなくてはいけません。完成後、実際目には見えない部分であるが故にずさんな施工をし、十分な支持力を得られず、表層のひび割れなど破損の原因に繋がってしまいます。そのような事がないよう、私たちは経験と実績から培った技術力で、路床・路盤から表層まで、高品質な仕上がりを第一としています。

道路舗装のさまざまな工法

さて、舗装の役割が分かったところで、その舗装工事には方法がいくつかあります。ここではそれらの舗装工事についてご紹介します。

オーバーレイ工法
「オーバーレイ」は重ね合わせるという意味で、舗装だけでなくコンピュータ用語としても使用されています。舗装でいう「オーバーレイ工法」とは、既存の舗装面の上に新たな舗装の層を重ねることをいいます。この工法はやり方がとてもシンプルでコストも抑えることもできるので、手軽な舗装工事として選ばれています。しかし、大規模な切削作業を必要とする場合や土壌の状態から直さなければいけない状況などではオーバーレイ工法は使われません。

切削オーバーレイ工法
既存の舗装面を切削してから舗装面を重ねる工法です。切削オーバーレイ工法は施工場所の状態が悪く、舗装材を重ねるだけでは路面が平らにならない時に利用します。仕上がりが古い路面と同じ高さになるので段差が生じません。オーバーレイ工法との違いは破損した表層部の切削作業の有無です。

パッチング工法
パッチング工法はオーバーレイ工法と似ています。ひび割れや排水不良などで生じた亀裂や穴などを舗装材料で補修する方法です。オーバーレイ工法との違いは、舗装工事場所の大きさです。オーバーレイ工法は広い範囲を対象にするのに対して、パッチング工法は部分的な補修舗装が主となっています。

路上表層再生工法
路上表層再生工法は、元の舗装を起こして新しい混合物や再生用添加剤などを混ぜ平らにし、転圧し新しい舗装面を作る工法です。騒音や振動も少なく打ち換え工法より環境に優しいですが、表面が新しい舗装材だけではないので、舗装面の品質が保たれない面もあります。

打ち換え工法
打ち換え工法は、既存の舗装を取壊し、新たに舗装をする、舗装工事の中でも大掛かりな工法です。不陸整正など表層部分より深い路盤や路床部分まで工事箇所の対象となるので工期も長くなります。ひび割れなどの破損が激しく他の工法では安全な路面を確保できない場合などに行われます。