駐車場舗装

土の駐車場を舗装したいと考えていても、どのような種類があってどの方法が一番良いのか、費用はどのくらいなのか、など気になる点はいくつもあると思います。駐車場舗装にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。施工後、満足できる駐車場になるように各舗装方法のメリットデメリットをあげてみました。

一般的な駐車場の舗装方法

・コンクリート舗装
・一般的なアスファルト舗装
・透水性舗装
・敷砂利舗装

▲スライドで 施工前 ⇔ 施工後▲
駐車場舗装-施工前後

用途や費用などで選定を

アスファルト舗装

費用が抑えられる
当日から使用可能
排水性が得られる

× 暗く見える
× 屋根のない真夏日の表面温度の上昇
× コンクリに比べ耐久性が劣る

デメリットを克服した景観舗装

アスファルト舗装

コンクリート舗装

お手入れのしやすさ
アスファルトに比べ耐久性がある
白いので明るく見える

× 費用がかかる
× 完全硬化まで使用不可
× 白いので土汚れが目立つ

コンクリート舗装

敷砂利舗装

費用が抑えられる
当日から使用可能
排水性が得られる
○ 音が鳴るので防犯にもなる

× 落ち葉やゴミの掃除がしにくい
× 車椅子やベビーカーなどは走行性が悪い
× 砕石・砂利が散らばる

砂利舗装

一般的なアスファルト舗装■
アスファルト舗装の良さは何といっても、硬化の速さです。コンクリート舗装後には使用するためには数日待たなければなりませんが、アスファルトなら当日から使用可能ですので、急いで駐車場をつくりたい方には最適な舗装方法となります。駐車場で一般的に使用されるアスファルト舗装は、舗装面に勾配をつけて雨水を側溝に流していく方法をとります。またアスファルトはコンクリートに比べ、材料費が格段に抑えることができるので費用重視の方にはおすすめと言えるでしょう。しかし、重量の大きな車両(大型ダンプ等)などの乗り入れが頻繁にあるような場所だと、コンクリートに比べ耐久性が劣ります。また真夏の直射日光が当たるような場所だと、表面温度が上昇してしまいます。

透水性アスファルト舗装■
一般的なアスファルト舗装とほとんど同じ特徴ですが、水はけの良い排水性舗装と透水性舗装があります。このうち駐車場で利用されるのが透水性舗装です。透水性舗装は雨水を透過させるための多孔質なアスファルトを使用して、地中に流し込む機能を持つ舗装です。駐車場に降った雨を、そのまま地中に流すことができるので水たまりの心配もいりません。また、一般的なアスファルト舗装よりも蓄熱性が小さいため、真夏日の表面温度が低くなる特徴もあります

■コンクリート舗装■
コンクリート舗装の良さはデザイン性、耐久性です。暗いアスファルトに比べ、グレー色、白色のコンクリートは全体的に明るくなり、デザイン性重視の方におすすめな舗装方法です。またアスファルトに比べ耐熱性があるため、真夏の暑い時期でも表面温度の上昇を抑えます。しかし、コンクリートは引く力には弱く柔軟性が無いため、ワイヤーメッシュなどを中心に入れて補強する必要があり、その分手間と費用がかかります。また、施工する季節によって必要な養生期間は異なりますが、完全硬化するまで駐車場が使えないというデメリットもあります。

■敷砂利舗装■
敷砂利舗装の良さは、その日のうちに使えるだけでなく費用も安くできることです。アスファルトやコンクリートに比べ、撤去の際も取壊しなどの作業がないため、そこまで費用はかかりません。また砂利を踏みしめると音が鳴る特徴から、防犯効果にも期待できます。しかし、車椅子やベビーカー、自転車などは走行性が悪くスムーズに操作できません。お手入れに関しても、落ち葉など砂利の隙間に入ってしまったゴミなどは掃き掃除では取りきれませんので、手間がかかってしまいます。

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